基本定義
動線分析(Path Analysis)とは、来訪者が入店後にどのゾーンをどの順序で通ったか、どの経路がよく選ばれ、どこが通過されにくいかを読む分析です。移動経路を滞在時間、ゾーン訪問、購買などのシグナルと比較し、空間配置や運営の仮説を検討します。
代表経路と個別経路をあわせて見る
代表動線は、多くの来訪者が共通して通った経路を要約したものです。入口ごとに代表経路が異なる場合、同じ店舗でも来店目的や入店条件が異なる手がかりになります。
個別動線は、その要約に隠れる違いを示します。特定の売り場を先に探す来訪者と、店内を見た後でレジへ向かう来訪者を分けることで、平均経路だけを見るより具体的な問いをつくれます。
動線はほかの指標とあわせて解釈する
よく通る経路が、必ずしも良い経路とは限りません。狭い通路を迂回できなかったり、レジ待ちが続いたりした可能性があるため、混雑度と滞在時間をあわせて確認する必要があります。
反対に、ほとんど訪問されないゾーンもすぐに失敗と決めつけられません。商品の役割、入口からの距離、時間帯ごとの来店目的を比較してから、変える要素を決める方が安全です。
SAAIでの活用
saai insightは、複数のカメラでつながった移動データをもとに、来訪者動線、代表動線、ゾーン間の移動を表示します。運営者は動線だけを答えとせず、滞在、陳列、混雑のシグナルと比較して、配置や案内を検討できます。
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