基本定義
ピックアップ分析(Pickup Analysis)とは、顧客が商品を手に取る行動(Pick-up)と戻す行動(Put-down)を検知し、決済前段階の関心とためらいを読む分析です。POSには残らない「買われかけた商品」をデータ化し、陳列・価格・構成の改善シグナルとして使います。
決済直前のデータ
購入は長い過程の最後の瞬間です。その直前、顧客は商品を手に取って見比べ、買うこともあれば戻すこともあります。この瞬間こそ商品と顧客が最も近づいた接点ですが、POSは購入された側しか記録しません。
ピックアップ分析は、戻された側を記録します。どの商品がよく手に取られるか、手に取られた後どれくらい購入につながるか、どの商品同士が一緒に手に取られるか。決済前の行動が商品ごとのデータになります。
何を変えられるか
ピックアップ率は高いのに転換が低いなら、問題は商品そのものではなく条件である可能性が高いです。価格、容量、パッケージ、隣の商品との比較。関心はすでに証明されているので、あとは障壁を見つければよいのです。
一緒に手に取られる組み合わせは、陳列や提案の根拠になります。一緒に手に取られても別々に購入される組み合わせをセットや隣接陳列としてまとめれば、すでにあった関心が売上に変わります。
SAAIでの活用
saai insightは棚単位で来店・露出・探索・ピックアップのファネルを提供します。ピックアップ率は高いのに購入転換が低い商品は、価格・容量・パッケージを点検すべきシグナルです。一緒に手に取られる組み合わせは、saai agentが決済時の追加提案や関連陳列に変えます。ピックアップデータが実行につながる経路です。
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